スマホやめますか、それとも信大生やめますか

一週間が慌ただしくすんだ感があります。

みなさーん、新しい環境には慣れてきましたか?

さて、つい先日行われた信州大学の入学式で、新入生に向けた学長の挨拶が賛否様々な反響を呼んでいるようです。

信州大学のHPより、反響が広がっている学長の挨拶の一部を抜粋します。

(抜粋はじめ)残念なことですが、昨今、この信州でもモノやサービスが溢れ始めました。その代表例は、携帯電話です。アニメやゲームなどいくらでも無為に時間を潰せる機会が増えています。スマホ依存症は知性、個性、独創性にとって毒以外の何物でもありません。スマホの「見慣れた世界」にいると、脳の取り込み情報は低下し、時間が速く過ぎ去ってしまいます。「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」スイッチを切って、本を読みましょう。友達と話をしましょう。そして、自分で考えることを習慣づけましょう。自分の持つ知識を総動員して、ものごとを根本から考え、全力で行動することが、独創性豊かな信大生を育てます。(抜粋おわり)

「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」、うーん、なかなかスゴいですね。

僕が学長ならこのようなことは言えません。自分もスマホ(タブレット)を使用しているからです。

僕なら「大学生ならスマホを上手く利用してください」と言いたいところです。

当たり前ですが、スマホに罪はありません。どう使うかです。

使い方によって人を助ける便利な道具にもなるでしょうし、学長がおっしゃるように毒にもなるでしょう。

人がスマホに使われることなく、人がスマホを上手く使うことで、生活を便利にしたり、勉強の効率を高めることもできるのではないでしょうか。

学生に個性や独創性を訴えかける学長ですが・・・。

「スマホやめますか、それとも信大生やめますか」で、かつて流行した「覚せい剤やめますか、それとも人間やめますか」というキャッチコピーを、「スイッチを切って、本を読みましょう」で、寺山修司の「書を捨てよ、町へ出よう」を思い浮かべた人は僕だけじゃないはず。

もう少し独創的なフレーズを言ってほしかった気がしますね。