素数

みなさんは素数という数を知っていますか?

中3以上ですぐに答えられない人は勉強不足ですよ(笑)。

素数とは、「1とその数以外の自然数で割り切れない2以上の自然数」です。

「正の約数の数が 2個である自然数」と言い換えることもできます。

啓林館の中学3年生用の教科書には「2,3,5,7などのようにそれより小さい自然数の積(かけ算の形)で表せない自然数」 と説明されています。

具体的に説明しますと、例えば「10」は、10=1×10」以外に「10=2×5」と表せますね。

「8」は、「8=1×8」以外に「8=2×4」あるいは「8=2×2×2」と表せますね。

ところが、「2」や「3」や「5」や「7」は「2=1×2」、「3=1×3」、「5=1×5」「7=1×7」以外の積で表せません。

そのような数を素数と言います。

1~100の100個自然数の中には素数は全部で{2、3、5、7、11、13、17、19、23、29、31、37、41、43、47、53、59、61、67、71、73、79、83、89、97}と25個あります。

最も小さな素数は2だとすぐにわかります。

では、最も大きな素数はいくつでしょう?

素数って一体いくつあるのでしょう?

実は素数は無限に存在することが証明されているのです。なので最も大きい素数は誰にもわかりません。

さて、1月24日7時25分配信『朝日新聞デジタル』によりますと、21日、米セントラルミズーリ大学は、素数を研究している同大のカーチス・クーパー教授(計算機科学)が、過去最大となる約2233万桁の素数を発見したと発表しました。

これはこれまでより約500万桁大きい素数だそうです。

発見された最大の素数(2233万8618桁)「3003764180……1086436351」。

同大学には、賞金としてGIMPSから3千ドル(約36万円)が支給されるそうです。

1億桁以上の素数の発見者には、賞金5万ドルが与えられるそうです。
誰か狙ってみませんか?

しかし、数って不思議ですね。

子供の頃、数は人が発明したものと思っていましたが違うようです。

自然や宇宙の奥底に秘めている神のような存在かもしれません。

古代ギリシアの哲学者ピタゴラスは「万物の根源は数である(世界は数からできている)」と言っていますが、頷けるような気がします。