ウナギだからって馬鹿にしないで

きょうは土用の丑ですね。土用の丑に因んだ話題で行きましょうか。

みなさんはデンキナマズとかデンキウナギって聞いたことがありますよね?

ドイツの博物学者でもあり、探検家としても知られているアレクサンダー・フンボルトが
1800年に南米を探検した際、デンキウナギが泥水から体の上半分を出して、電気ショックで馬を倒すのを目撃したというエピソードがあります。

いくら発電するとはいえ、一魚類が発する電気で馬が倒せるものだろうか?
フンボルトが大げさに語ったのではないか?

そんな見方もあったようですが、本当らしいのです。

6月7日4時8分配信『時事通信』によりますと、アメリカのバンダービルト大学のケネス・カタニア教授が6日までに、実験でデンキウナギの習性を確認しました。

カタニア教授がデンキウナギのいる水槽に電気を通す炭素棒を突っ込み、電圧や電流を測定する実験を行ったところ、デンキウナギは上半分を水面から出し、顎を棒に付けて電気を発しました。

その結果、全身が水中にある場合に比べ、電気が効率良く棒を流れ、電流、電圧とも大幅に強まったとのことです。

カタニア教授によりますと、 デンキウナギは乾期に水深が浅くなると陸上の敵から泳いで逃げることが難しくなるため、逆に水面から身を乗り出して電気ショックで撃退するようになったということです。

しかし、すごいですね。自然界の自己保存本能と言いますか、感心します。

ところで、鰻丼が大好きな僕。デンキウナギって食べられるのでしょうか?
えっ、何ですって、食べたら感電するですって・・・(笑)。