ナイス ジョブ!

仕事柄、小中高生の偉業は本当に嬉しいものがあります。

5月30日『中日新聞』夕刊によりますと、長崎県立長崎西高生物部の女子高生3人が、新種のアメンボを発見し、5月初めには研究成果が国際学術誌にも載りました。

専門家によると、新種発見は60年ぶりということです。

発見に繋がるきっかけは、素朴な「なぜ」との疑問。
昨年6月、県中央部の大村湾で生物部のフィールドワークをした際、淡水ではよく見られる細長い胴体のアメンボを見つけ、「なぜ、海にこの個体がいるのか」。好奇心に駆られ、実態研究に。

以来、現地に通うこと50回超。300体以上を集めて特徴を調べ、触角などが他の種とは異なることから新種と確認され、雄と雌の平均体長がそれぞれ12ミリ、15ミリであることも突き止めました。

アメンボに詳しいアメリカ自然史博物館の安永智秀研究協力員は「専門家の間で変わったアメンボがいるとのうわさはあったが、新種だったとは」と脱帽。

3人は「ナガサキアメンボ」と命名し、安永氏が成果を論文にまとめたとのことです。専門家も驚く快挙に3人は「図鑑に載るのが楽しみ」と期待しているそうです。

遅くなってすみません。
お手柄3人は長崎西高生物部の朝鍋遥さんと平野安樹子さんと桃坂瞳さんです。
朝鍋さん、平野さん、桃坂さん、 おめでとうございます!

ギリシアの哲学者、プラトンは「学問は驚きから始まる」というようなことを述べています。
「えっ!」、「なぜ?」をそのままにせず研究した結果、今回の発見に繋がったのですね。

朝鍋さん、平野さん、桃坂さんの今後のご活躍をお祈りします。