地震がなくなれば
悲しいことですが、熊本・大分地震の犠牲者の数が新しい新聞が届けられるたびに増えていきます。南阿蘇村にある東海大学の学生用アパートが倒壊して大学生2人が死亡したとのニュースも耳にしました。
どなたが犠牲になっても悲しいですが、仕事柄、若い子たちに接する機会が多いこともあってでしょうか、若い子たちが亡くなるニュースは特に辛いです。
さて、きょうの話は、少し古いですが、昨年12月18日13時58分配信CNN.co.jp』からです。記事によりますと、地球からわずか14光年という「至近距離」に
地球型の惑星が発見されました。生命が存在する可能性のある惑星としては、これまで見つかった中で地球から最も近いそうです。
「近い」と言っても、光の速さで往復28年かかりますけどね(笑)。
この惑星は地球から14光年の距離にある赤色矮星(わいせい)「ウルフ1061」を周回する3つの惑星の1つで、オーストラリア・ニューサウスウェールズ大学の研究チームがチリにある欧州南天天文台の大型望遠鏡を使って発見しました。
惑星は3つとも固い岩盤が存在している可能性があります。中でも「ウルフ1061c」という惑星は、恒星との距離が極端な暑さや寒さにさらされない圏内にあって、液体の水が存在し得る「ハビタブル(居住可能な)」惑星に分類できることが分かったとのことです。
研究チームを率いるダンカン・ライト氏は、「これまで見つかったハビタブル惑星の中で、これほど地球に近いものはほかにない。これほどの近さであれば、もっと多くのことが分かるチャンスは十分にある」と述べています。
宇宙にはまだ、人類が発見していないハビタブル惑星が無数にあるそうで、「あと20年もすれば、私たちの銀河系に他の知的生命体が存在するかどうかについて、もっと詳しいことが分かるだろう」とライト氏は話しています。
これら3つの惑星に固い岩盤が存在しているとすると、これらの星にも地震が起こり得るということでしょうか。
地下で移動しているプレートが地震の原因であるのなら、遠い将来、地下が冷えてプレートが固まれば地震がなくなるのではないかと、 少し調べてみたのですが、仮に地球内部が冷えて固まったとすれば、確かに地震はなくなるようですが、二酸化炭素のバランスや水の循環などに影響が出て、別の理由で地球が人にとってハビタブル惑星ではなくなるそうです。
皮肉なことに地震が起きるということは、人が生きていける環境が維持されているということらしいです。
地震から逃れらないとなると、僕たちにできることは、いかに地震から身を守るかということですね。
今回の熊本・大分地震では文頭の学生アパートや宇土市役所など多くの建物被害が目立ちます。地震が起こることは防げないとなると、せめてイマの科学をしてそれほど多くのお金をかけることなく、この程度の地震では壊れない建物を建設できないものでしょうか・・・。
今朝は、南米エクアドルでも大きな地震が起こり、多くの犠牲者が出ているようです。
地震の犠牲になられた多くの方々のご冥福をお祈りいたします。