おめでとうございます!

今年も日本の先生がノーベル賞を受賞することになりました。

10月4日付『中日新聞』によりますと、東京工業大栄誉教授の大隅良典さんが、ノーベル医学生理学賞を受賞することに決まりました。

大隈さん おめでとうございます!

授賞理由は「オートファジーのしくみの発見」。

オートファジーとは自食作用と訳され、生物の細胞が自らの細胞の中でたんぱく質や小器官を分解して栄養素にするなど、「リサイクル」することです。

これにはリソソームという細胞小器官がかかわっています。オートファジーはともかく、生物選択している高校生で、リソソームを知らない人は勉強不足ですよ(笑)。

ところで、癌やアルツハイマー病やパーキンソン病は、オートファジーの機能が働かず、異常なタンパク質が蓄積することが原因の一つとされています。今後、研究がさらに進み、これらの病気の解明につながるといいですね。

大隈さんは、子供たちへのメッセージを問われ、「あれっ?何で?と思うことが世の中にはたくさんある。その気づきを大事にしてほしい。サイエンスにゴールはない。私はいまだに酵母にたくさんのことを問い掛けている」と答えました。

P.S.

大隈さんはお酒が強いらしいですね。日々酵母と仲良くしているからでしょうか・・・(笑)。