みなさん、「東ロボ」って知っていますか？

知らない人のために少し解説しますね。
「東ロボ」とは国立情報学研究所が中心になり、いくつかの大学や企業の研究者と協同で東京大学合格を目指して研究・開発が進められてきた人工知能（ロボット）の名前です。

先日、東ロボくんが東大模試を解答している映像を見ましたが、書き順が間違っている漢字があったものの、読みやすいきれいな字で解答していました。
東大合格を目指して「勉強」していた東ロボくんですが、国立情報学研究所によりますと、今年挑戦した模試の結果、東大合格への挑戦は４回目の今回で終わるそうです。
少なくとも現在の科学技術では、東大合格に必要な「学力」に到達できそうもないということのようです。人間で言うと、３浪で東大を諦めたということでしょうか（笑）。

ロボットにどんどん進化してほしいという気持ちもありますが、毎年、志望校を目指して真摯に努力を重ねている若い子たちと過ごしている僕にとって、そう簡単に「合格」してほしくないという気持ちもあります。

現在の科学技術をしても、ロボットが超えられない領域があるって、 少し小気味いいですね。