おめでとうございます!

今朝は冷え込みましたね。スウェーデンはもっと寒いでしょうか。

さて、2016年のノーベル賞授賞式が10日夕方(日本時間11日未明)、ストックホルムのコンサートホールで行われました。

日本人の先生では、みなさんも知っているように大隅良典氏(東京工業大栄誉教授)が医学生理学賞を受賞しました。

大隅良典さん おめでとうございます!

大隅先生の業績は「細胞のオートファジー(自食作用)の仕組みを発見」です。

オートファジーとは自食作用と訳され、生物の細胞が自らの細胞の中でたんぱく質や小器官を分解して栄養素にするなど、「リサイクル」することです。これにはリソソームという細胞小器官がかかわっています。

オートファジーはともかく、生物選択している高校生で、リソソームを知らない人は勉強不足ですよ(笑)。

ところで、癌やアルツハイマー病やパーキンソン病は、オートファジーの機能が働かず、異常なタンパク質が蓄積することが原因の一つとされています。今後、研究がさらに進み、これらの病気の解明につながるといいですね。

P.S.
酵母を使い、オートファジーのしくみを解明した大隈さん。
大変、お酒が強いらしいですね。
酵母と仲良しだからでしょうか・・・(笑)。